第1回:地域ブランドとは何か
いま、地域ブランドづくりが地域活性化にとってもっとも重要であると言われています。
政府機関の知的財産戦略本部が2004年度に「日本ブランド戦略」と称し、魅力ある日本を世界に発信することの重要さを謳った報告書がまとめられましたが、ここでは、大きく分けて「日本の豊かな食文化のブランド化」、多様で信頼できる「地域ブランドの確立」、それに、地域産業の利活用による「魅力あるファッションの創造」と三本の柱を建て、日本経済の振興に役立てようとの発想です。
しかし、現実には、なにをどうしてよいのやらさっぱりわからないというのが実情のようです。
そもそも「ブランド」とは、「銘柄」とか「品質」を示す商標のことで、その昔の欧米では、よその家畜と区別をしたり、産地銘柄や品質の保証として羊や牛に焼き印を押したことに始まるといわれています。いま、地域の個性化が叫ばれている中で、産地や製造元を表すブランド化に関心が高まっているのは、地域の持つ風土的魅力や地域固有に蓄積された技術を駆使して、それを地域を代表する商品化にしていくことに他なりません。それに、2005年4月から商標法の改正により「地域名」と「商品名」を組み合わせた商標が、近隣商圏の需要者に認知されているものに使用することができるようになりました。そんなことから「地域ブランド化」への関心が大いに高まったとも言えます。
しかし、「地域ブランド」とは、単なるモノだけではなく、サービスやまちづくりや観光も含めた地域全体のイメージ形成なども対象とするだけに、これからの地域活性化にとっては欠かすことのできない大きなポイントでもあるのです。地域ブランド化というと、直ぐに、ロゴマークを作成したり、商品に地域名をつけたりする程度の知恵しか持ち合わせていないようでは、真のブランド化は期待できません。
当実践塾では地域ブランド化のための本来のあり方を学んでいただきます。